気持ちをお菓子が代弁! なぜ新橋に「切腹最中」があるの? | ニコニコニュース



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突然だが、仕事などでへまをやらかして相手に許しを請う時、またはミスを大目に見てもらった時、謝罪や感謝の気持ちを伝えるために相手に贈りたいのはどんなお菓子だろう? 相手の好みに合った嗜好品を選ぶのも一手だが、ちょっぴりウィットに富んだ一品を手渡せば、それをきっかけに相手との距離がもっと縮まることもあるかもしれない。

○歴史ある地で誕生した銘菓

イチオシは、東京・新橋の老舗和菓子店「新正堂(しんしょうどう)」謹製の「切腹最中」(1個税込200円)。ネーミングからして心より詫びたい気持ちが十二分に伝わるが、そこに最中の美しい見た目が加わることで、相手により一層の誠実さを伝えることができるのだ。

それにしてもなぜこのような命名をしたのかと不思議に思うだろうが、その理由は店の立地にある。新正堂が建つ東京・新橋4丁目が、浅野内匠頭切腹の地である田村邸跡なのだ。

歴史ある地で脈々と受け継がれる伝統の味に新たな息吹を吹き込んだのは、3代目店主である渡辺仁久さん。「『切腹最中』を通じて、『忠臣蔵』にまつわる数々の語り草がみんなの口の端にのぼれば」との想いからこの銘菓を生み出したのだ。

そこで渡辺さんに忠臣蔵の魅力について尋ねたところ、「忠臣蔵の物語は、日本人のDNAに組み込まれているかのように心に響きます」との回答。求肥入りで洗練された味わいの「切腹最中」なら、そうした琴線の震えをかみしめながら味わえるのも納得だ。しかも、結晶の大きな高純度の砂糖を使用した「あん」は、甘さ控えめでさっぱりした味わいゆえ、お詫びの気持ちや感謝の心を伝えたい相手に喜んでもらえること必至である。

○「景気上昇最中」に「出世の石段」も!

また、商品の上質さに加え、さまざまなシーンで活躍する和菓子がそろっているのも新正堂の大きな魅力だ。お年賀や開店祝いにぴったりなのは、縁起のよい小判型の最中に「黒字」を想起させる黒糖入りあんをたっぷり入れた「景気上昇最中」(1個税込165円)。入学祝や卒業祝として購入されることが多いのは、お店からほど近い港区愛宕に立地する愛宕山にちなんだ銘菓「出世の石段」(1個税込150円)だ。

さらに、四十七士全員のイラストパッケージが印象的な「義士ようかん」、港区観光協会キャラクターをあしらった「戦国姫ようかん」などのユニークな逸品もあるので、新橋近辺に足を運ぶ機会があれば、歴史探訪がてらぜひ新正堂にも立ち寄ってみてはいかが? 歴史への関心が高いなら、店主の渡辺さんとのおしゃべり目当てで来店してみるのもありかも!



(出典 news.nicovideo.jp)