山菜おこわを炊飯器で簡単に作る方法~ポイントは切り餅と山菜水煮~ | ニコニコニュース



山菜おこわを炊飯器で簡単に作る方法~ポイントは切り餅と山菜水煮~
                        

3月も終わりに近づき、春はあともう少しだ。春といえばふきのとう、こごみといった山菜が顔を出し、竹の子も旬を迎える。これらの食材を使った山菜おこわが食べたくなる人も多いのでは? しかし、家でおこわを作るのは難易度が高いと感じている人もいることだろう。というのも「教えて!goo」で「普通の炊飯器で“おこわ”」という質問があり、「炊飯器で山菜おこわは作れないの?」と疑問を投げかける相談者を発見したからだ。そこで今回は、ご家庭にある炊飯器で簡単に山菜おこわを作る方法を紹介したいと思う。

■炊飯器を使えば難しくない!?

「教えて!goo」に寄せられていた一般読者からの回答では、「炊飯器でおこわ作りますよー。私は、大雑把なので、水をちょっと少なめにして山菜を入れます。(山菜の水分よりちょこっと多め)」(yuk777さん)という意見が。

ほかにも、「私はもち米を加え、酒やしょうゆ・具を適当にぶち込んで『おこわ』モードで炊きますけど……炊飯器におこわ・もち米なんていう選択はないですか?」(papa-ra-paさん)という意見も。ただ、炊飯器によっては、おこわモードが付いていない場合もあるだろう。

■プロがアドバイス!炊飯器で簡単に山菜おこわを作る方法

おこわモードを使わず、炊飯器で簡単に山菜おこわを作る方法はないのだろうか。プロの意見を伺うべく、料理研究家の小山有希さんに作り方を教えてもらった。

「手軽にということで、ご家庭で簡単に作っていただけるよう特別な材料は使用せずに、レシピを考えてみました」(小山さん)

小山さんが教えてくれたのは、【切り餅で簡単山菜おこわ】だ。分量は4人分。材料は米2合、切り餅1個、山菜(水煮)100g、油揚げ1枚と、しょうゆ大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、顆粒だしの素小さじ1を用意する(後半の4つの材料を☆とする)。

肝心の作り方だが、まず米は研いでざるにあげ、水気を切って30分程置いておく。切り餅は8等分に切る。山菜は水でさっと洗い、ざるにあげて水気を切る。油揚げは半分に切り、5㎜幅ほどに切りそろえる。

次に、炊飯器にお米、切り餅、☆の調味料を加えて全体を軽く混ぜ、2合の線まで水を加える。山菜、油揚げを加えて通常コースで炊飯する。最後に、炊き上がったら餅が全体になじむように混ぜれば、完成だ。

■ポイントは、切り餅と山菜水煮を使用すること

ポイントはもち米を不使用にする代わりに、切り餅を使用してモチモチ感を出すとのこと。

「もち米を使用せず、うるち米と切り餅でおこわを作ります。もち米をこのためだけに用意するのをご負担に思われる方もいらっしゃいますので、切り餅を使用し、お手軽感を出しました。山菜おこわのみではなく、栗おこわなど他のおこわレシピにもアレンジしていただけます」(小山さん)

なるほど、これならわざわざもち米を買わなくて済むので安上がりだ。お正月のお餅が余っている人もいると思うため、代用できればコストパフォーマンスは抜群ではないか。

また、山菜水煮を使用することについては、「山菜を煮るところから自分で作るのを大変だと思う方もいらっしゃいますので、水煮を使用することでハードルを下げました」と小山さん。たしかに採れたばかりの山菜を使うのは、少々料理の腕が必要になってきそうだ。まずは山菜おこわを家庭に作ることに焦点を置いて、挑戦してみるといいかもしれない。

いかがだっただろうか。敷居を感じていた方も、プロがアドバイスするこの作り方なら、「作ってみようかな?」と思えたのではないか。山菜おこわ好きのみなさんは、ぜひこの春、チャレンジしてみてほしい。


(出典 news.nicovideo.jp)