簡単爆食レシピまとめブログ

簡単でおいしい料理のまとめブログです。

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    2018年01月


    仕事で海外を飛び回る人、アメリカやヨーロッパにバカンスにでかける人は、昔よりも随分増えてきたと感じております。
    行く国によっては時差がかなりきつい場合もあって、滞在中の時差ぼけが気になる人も多いのでは? 仕事でも旅行でも、ボーっとした状態で過ごすのではなく、早く滞在先の環境に溶け込みたいもの。
    そこで今回は、時差ぼけを改善するポイントを2つご紹介します。

    [nextpage title="海外旅行や出張が多い方必見!海外の時差ぼけ改善ポイント"]
    「ショートステイ」か「ロングステイ」で行動を変えよう!

    滞在期間が2〜3日と短い場合は、現地の時間に無理にあわせず、日本のリズムを保った方が楽な場合も。
    スケジュールや体調によって、無理なくいつ寝るのかをプランニングするといいですね。
    一方で滞在期間が比較的長くてゆっくりという場合は、太陽光を浴びて体内リズムを現地の時間に同調させるようにすると◎! 
    また、日中に軽い運動をすると不眠を軽減できるといわれているので、散歩や日光浴などを兼ねて身体を動かしてみましょう。
    現地の朝時間にあわせて機内食をとる

    今やアプリなどで簡単に現地の時間が何時なのかを調べることができるようになりました。
    長時間のフライトの場合、事前に調べたいのが現地の朝時間です。
    食事と光の刺激は体内時計をリセットする働きがあると考えられています。
    現地の朝時間に合わせるように機内食を食べれば、体内時計をリセットして時差ボケ解消のサポートになりますね。
    夜出発して朝到着するような長時間のフライトでは、最初の機内食はパスし、到着する前の2回目の食事を食べるようにすると時差ボケ解消に良いといわれています。
    せっかく機内食が出たのだし勿体無いから食べよう、とだらだら食べ続けるのはやめた方がいいですね。ぜひお試しくださいね。
    出発前も時差ボケ対策

    アメリカなど東方面へ旅行に行く時は、数日前から少しずつ早く床につき、早起きをするようにするのが良いそうです。
    逆に主にヨーロッパなど西方面への旅行の場合は真逆で、遅く寝て遅く起きるようにするといいのだそう。
    時差ボケはその時々のコンディションにも左右されるので、身体と相談しながら無理なく解消できれば良いですね。
    上記のポイントを抑えて、ぜひ実践してみてくださいね。
    ライタープロフィール
    ベジ活アドバイザー・(一社)食べてキレイになる協会理事・生井理恵
    日本野菜ソムリエ協会で野菜ソムリエなどの資格を取得後、食べてキレイに健康になることでQOLをあげることを目的とした社団法人を設立。企業やレストランへのメニュー提案やレシピ、商品監修も精力的にこなす他、講演や食育活動もおこなう。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」(ワニブックス)がある。食べてキレイになる料理教室主宰。
    【保有資格】
    野菜ソムリエ/ベジフルビューティーアドバイザー/食育マイスター
    [pickup]
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    生井理恵
    生井理恵
    ベジ活アドバイザー・一般社団法人食べてキレイになる協会理事。 「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。


    (出典 news.nicovideo.jp)




     低脂肪で、栄養価が高いダチョウ肉に人気が出始めている。牛肉に代わる食材として一時、注目されたが、すぐにブームは下火に。鉄分が豊富な赤身肉で貧血予防になる上、疲労回復効果があるとされる成分が含まれ、女性を中心に再び評判を呼んでいる。

     「大手通販サイトを通じた12月の売上高は前年比で4倍に迫る勢い」と話すのは、クイーンズ・オーストリッチ・アンド・ジビエ(茨城県筑西市)の加藤瑛莉加代表。ジビエ(野生鳥獣の肉)人気を受け、牛や豚、鶏以外の食肉への抵抗感が低下しているようだ。

     同社の取引先は和食、中華、フランス料理店など幅広い。女性の注文が多く、口コミなどで評判が広まっているという。提携する美里オーストリッチファーム(埼玉県美里町)は普及に向け、無農薬の飼料にこだわる。

     畜産業の盛んな鹿児島県では、同県オーストリッチ事業協同組合が餌を工夫することで肉を柔らかくし、品質を向上させている。また、渡り鳥や回遊魚の筋肉に多く含まれる疲労回復成分がダチョウ肉に多いことに着目し、需要開拓に取り組む。安藤勝利理事長は「運動選手にも適している」と強調。世界ボクシング機構(WBO)フライ級チャンピオンの木村翔さんらに提供する予定だ。

     農林水産省によると国内の飼育数は一時1万羽近くに達した後、2013年には1900羽を割り込んだが、16年は2100羽を超えた。安藤氏は「鹿児島県だけで10年後に1万羽が目標」と意気込む。

     価格は和牛並みだが、普及すれば値頃感が出る可能性が高い。加藤氏は「安定的な供給体制が重要。処理加工でジビエ関連施設と連携し、コスト削減につなげたい」と抱負を語った。 

    〔写真説明〕鹿児島県鹿屋市の牧場で飼育されるダチョウ=9月30日

    〔写真説明〕ダチョウのヒレ肉を使ったすし=東京都渋谷区の「焼き鳥 陀らく」

    鹿児島県鹿屋市の牧場で飼育されるダチョウ=9月30日


    (出典 news.nicovideo.jp)




    忙しいときほど、野菜を調理する機会は減りがちです。野菜は毎日必ず食べたいけれど、毎食下ごしらえして使うのは大変…そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、ミックス野菜の“作りおき冷凍”です。今回は、料理研究家の高城順子先生に、ストックしておくと便利な冷凍野菜ミックスを3種類教えていただきました。時間があるときに作っておけば、使いたいとき、手軽におかずを1品作れてしまう優れもの。時短調理はもちろん、冷凍すると意外な効果があるものも!

    下味をつけて冷凍!ごろごろミックスベジ

    彩り豊かな野菜を1㎝角くらいの大きさにそろえて切り、サッと炒めたミックス。下味がついているので、凍ったままお米と一緒に炊けばピラフが、ブイヨンで煮ればスープが簡単に作れます。

    材料

    タマネギ、にんじん、さやいんげん、パプリカ(赤・黄):各適量

    作り方

    野菜は洗って水気をよく拭き取り、タマネギ、にんじん、パプリカは1㎝の角切りにする。さやいんげんは1㎝長さに切る。

    フライパンにサラダ油を熱し、にんじんを炒める。表面の色が少し変わったら、タマネギを加えて炒める。タマネギが透き通ってきたら、パプリカとさやいんげんを加えて炒め、油を全体にからめる。塩少々をふり、全体を炒め合わせる。

    容器に移して冷ます。完全に冷めたら、冷凍用保存袋に平らになるように入れ、空気を押し出して密封し、冷凍庫で保存する。

    使うときは

    凍ったまま調理できます。
    生のままでも冷凍できますが、調理時に火が通りにくいので、下炒めをしておく方がラクになります。生で冷凍する場合は、少し小さめに切ると良いでしょう。 おすすめの調理例:チャーハン、ピラフ、スープなど

    うまみがアップ!きのこミックス

    シイタケやしめじなど、お好みのきのこをカットするだけの簡単ミックス。きのこ類は冷凍しても風味が落ちないどころか、うまみがアップします。ソテーやホイル蒸しなど、きのこが主役のおかずが時短で作れますよ!

    材料

    シイタケ、しめじ、えのきだけ:各適量

    作り方

    きのこ類は水に濡らしたキッチンペーパーで表面を拭き取り、石づきを切り落とす。シイタケは5~8㎜の薄切りにする。しめじは小房に分ける。えのきだけは食べやすいサイズにほぐす。

    容器に入れて均等に混ぜ合わせ、冷凍用保存袋に入れて密封し、冷凍庫で保存する。

    使うときは

    凍ったまま加熱します。
    おすすめの調理例:ワイン蒸し、野菜炒め、バターソテーなど

    密封するときは空気を抜く

    隙間に空気が入ったまま冷凍すると、霜がついて日持ちが悪くなる原因になります。できるだけ空気を押し出すように密封しましょう。

    じゃがいもは茹でて保存!アレンジ広がるマッシュが便利

    じゃがいもは、生のまま冷凍すると食感が悪くなりますが、茹でたものなら冷凍OK!さらに、マッシュして下味をつけておけば、コロッケに、スープに、ポテトサラダに…と、いろいろな料理に使えます。

    材料

    じゃがいも、バター:各適量

    作り方

    じゃがいもは皮をむき、丸ごと茹でる。熱いうちにボウルに入れてマッシャーでつぶす。

    丸ごと茹でてホクホクに!

    ホクホクした食感を出すには、皮つきのまま丸ごと、または皮をむいて2等分か4等分に切って、大きなかたまりで茹でるのがおすすめ。ラップに包んで電子レンジで加熱してもOKです。

    粗めのマッシュで食感を残すと…

    じゃがいもを完全につぶさず、粒が残るくらいにしておくと、コロッケやポテトサラダに食感が出ます。裏ごししておくと、牛乳でのばすだけでなめらかなポタージュスープができます。

    バターを加え、じゃがいもの熱で溶かしながらゴムベラで全体になじむように混ぜ合わせ、冷ます。

    完全に冷めたら、使いやすい量に小分けしてラップでぴったり包む。冷凍用保存袋に入れて密封し、冷凍庫で保存する。

    使うときは

    凍ったまま加熱します。
    おすすめの調理例:コロッケ、グラタン、ポタージュスープ、付け合わせのマッシュポテトなど

    冷凍ミックスは、1カ月を目安に使い切りましょう。作り置きしておくと、使う分だけ取り出せて、凍ったまま調理できるので、日々の時短調理に役立つこと間違いなし。使いきれなかった野菜の保存テクニックとしてもぜひ活用してくださいね。



    (出典 news.nicovideo.jp)





    現代のおせちは多種多様な内容に

    おせち料理の準備や購入申し込みのシーズンがいよいよやってきました。近年は自宅で作るよりも有名店で購入する方が多くなっています。事前にお料理の内容が把握できるのはお酒選びにとっても便利です。

    事前に内容が判るということは年末年始に備え今から色々とお酒選びも出来ると言うことです。

    おせち料理の具材も年末に近くなればなるほど高値になってきます。そして人気の日本酒も入手が難しくなるものも多々出てきます。早めの準備が何よりですね。

    お節料理は地方によって大晦日に食べてしまう地方もあれば元旦に食べる地方と習慣も様々です。私の住む北海道では大晦日に「お節料理」を食べ尽くしてしまいます。不思議な習慣と思われる方も多いともいます…。

    「御節」とはそもそも季節の変わり目の「五節句」のお祝い事の際に食べられていた宮廷料理です。江戸時代に庶民に広がり現在は新年を迎えるお正月の風習だけが残ったもの。
    日本中で伝統的に続く習慣ともいえます。

    「御節料理」の内容は伝統的なものから現代風にアレンジされた中華料理、イタリアン料理、フレンチ料理などなど今では多種多様になっています。

    日本酒のマリアージュの基本を紹介

    おせちも多様化していますが、お酒も多様化しています。単純にやはり日本酒ならなんでも!と言うわけにはいきません。年代や各地の特産酒との取り合わせなどは無限とも言えます。

    しかし神事と歴史的にもつながりを持つ日本酒はその中でも別格です。日本酒の持つポテンシャルの素晴らしいところは、どんなお料理でも幅広いくマッチングするところにあります。

    お料理とのマッチングとは「マリアージュ」のことです。お料理とお酒の相性のことです。
    日本酒のマリアージュの基本は日本酒のタイプに因ります。

    • 「薫酒(くんしゅ)フルーティーな香りの高いタイプ」
    • 「爽酒(そうしゅ)軽快でなめらかなタイプ)」
    • 「醇酒(じゅんしゅ)芳醇な味わいでコクのあるタイプ)」
    • 「熟酒(じゅくしゅ)熟成した濃醇なタイプ)」

    4タイプに分かれます。

    マリアージュは単純には語れませんが基本があります。

    「同調」と言われる、お料理とお酒の香味との共通点を組み合わせること。そして何より判りやすいのは「色のマリアージュ」です。お料理の仕上がりの色とお酒の味わいや色の濃淡で組み合わせることです。そして「土地のマリアージュ」。御節の素材の産地とその地域で造られるお酒との組み合わせです。こだわりのある地酒と素材の原産地と組み合わせる至極の贅沢なマリアージュと言えるでしょう。

    お節料理は素材の味わいを生かしたシンプルな味付けからしっかりとした濃厚な味付けまで幅広いお料理がぎっしりと詰まっています。

    日本酒ソムリエとしてはピンポイントで合わせたいところですが、各家庭でお正月と言えども何種類もの日本酒を用意するのは大変なものです。

    オールマイティな純米吟醸がおすすめ

    そこでおすすめするのが「純米吟醸」のコクがありそして香りも楽しめるオールマイティーなタイプです。性別や年代も問わず、そして何より日本酒を普段余り飲まない方にも人気の高いタイプです。

    純米酒のコク味も兼ね備え、肉から魚料理にも幅広い相性が生み出されます。「困ったときの純米吟醸」ですが、せっかくのお正月ですのでちょっと財布の紐を緩めて最高峰の「純米大吟醸」でも良いでしょう。

    日本酒の通でしたら「純米酒」がお勧めです。ちょっと燗を付けて徳利でぐい飲みを傾けながら舌鼓を打つのも乙なものです。ちょっと贅沢な日本酒を早めに確保しておきましょう。早めに手に入れてお正月になる前に飲んでしまわないように!

    おせちに合う日本酒の選び方


    (出典 news.nicovideo.jp)




    2017年、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。フード部門の第3位は、こちら!(初公開日:2017年1月29日)。

    *  *  *

     最近、とんかつ屋の閉店の報を聞くことが多くなったとは思わないだろうか。

     昨年2016年の9月には秋葉原の「とんかつ冨貴」、蒲田の「鈴文」が、一昨年は川崎「とんかつ都」、渋谷「蓬莱亭」、もう数年前には上野とんかつ御三家の一角であった「双葉」や池袋「寿々屋」、八王子はめじろ台「とんかつ赤尾」も店を閉めた。

     思いついた店を列挙したが、すぐに思い出せるだけでもこれだけあるのだから、実際にはもっと多いはずだ。この閉店が続く状況は2010年前後、ちょうど大正時代から続く浅草の名店「登運勝 㐂多八(喜多八)」が閉店したあたりからだろう、という実感がある。

     しかし同時に、今までのとんかつ屋のイメージとは一線を画すような新しい形で、新規に開店した店も多く見る。たとえば大手のグルメサイトでとんかつのランキングを見てみると、一位は高田馬場の「成蔵」だ。ほかにもランキング上位には、神楽坂「あげづき」、浅草橋「丸山吉平」、武蔵小山「たいよう」など、ここ10年の間にオープンした店が多く挙げられている。

      つまり、とんかつ界の新旧交代が今まさに行われている真っ最中というわけだ。それにしても昔ながらのとんかつ屋は、なぜ今この時代に消え行くのだろうか。この疑問に答えるべく、「とんかつ」がたどってきた道のりを見てみよう。

    3分でわかる「日本とんかつ史」

     そもそも江戸時代、日本人には豚肉を食べる習慣がなかったのはご存知だろう。明治の文明開化とともにやってきた西洋人、西洋料理のために食肉が輸入され、コートレットという料理がなまってカツレツになった、というのも有名な話だ。

     この時期の創業の店といえば、明治38年(1905年)創業の上野とんかつ御三家の最古参「ぽん多本家」だ。この店はあくまで洋食屋であり、メニューには「とんかつ」ではなく「カツレツ」とあるし、タンシチューやポークソテーなどの料理も提供している。カツレツは真っ白の衣は美しく、肉もジューシーで肉そのものの味が力強く感じられる。店の入口の扉は重厚で、入るのには少し勇気がいるかもしれないが、これも伝統の重みを感じさせるアトラクションのひとつだ。

     さて、東京あるいは日本にとっての食文化の転換点として、明治維新と並んで最大級のものが大正12年(1923年)の関東大震災だ。これによって東京の屋台文化は壊滅し、新しい店が増えるに伴って新しい文化もひろまった。第一次とんかつブームが起きたのもこの時だ。

     上野とんかつ御三家のうちヒレカツ専門店として知られる「蓬莱屋」は大正3年(1914年)、上野松坂屋の脇で屋台として創業、昭和3年に先述の場所にほど近い現在の場所に店舗を構えることになった。まさに上に記したとおり、屋台で創業、震災後に店舗を構えるという流れの典型だ。

     ヒレカツの創始者であるとされるこの店は、ガリッとした少し固めの衣から、ヒレの柔らかさと旨味が感じられるものだ。白木のカウンターで食べるのもよいけれど、二階の昔ながらの座敷も雰囲気がすばらしい。

     そして敗戦、高度経済成長がやってくる。第二次とんかつブームが巻き起こったのもここだ。最初に挙げた池袋の「寿々屋」の創業は昭和31年(1956年)、ちょうどこの時期に当たる。とんかつが全国に広まりきったのもまさにこの時期で、大衆文化の中にもとんかつが登場するのをよく見る。

     たとえば映画なら、とんかつ好きとして知られた小津安二郎の『お茶漬けの味』(昭和27)や『秋日和』(昭和35)、ほかにも川島雄三『喜劇とんかつ一代』(昭和38)などがある。

    街のとんかつ屋さんはこれからも残っていくか

     さて、たとえば1960年にとんかつ屋を出したとしよう。これから伸びてゆく外食産業、馴染みはあるけれど専門色のつよいとんかつという料理に賭けようという店主は、意欲に溢れた20代半ばの若者だ。そんな彼がさまざまな苦難を乗り越えながらも街のとんかつ屋をやってきて45年、年齢も70に近く体力的にも限界が来ている。息子・娘もとうに独り立ちし、店を継ぐものもない。そろそろ店を閉めるときかな、という年がまさに2005年ごろということになる。

     つまり高度経済成長およびその直後くらいの外食産業の黎明期~成長期、および商店街という文化の最盛期に開店した街のとんかつ屋さんが、加齢に伴う体力的な事情により店を閉めざるをえなくなるのが2000年から2020年くらいの間ではないか、というのが筆者の予想だ。

     最初に挙げたここ数年に閉店した店の中には、もちろんその時期に開店した店もあれば、そうでない店もある。浅草の「㐂多八」も創業は大正時代なのだから関係ない話ではある。しかし今の時代が小さな町の食堂、とんかつ屋さんが消えていく時代であるのは間違いなく、それは時の流れだ、というほかないのだろう。

     しかしそれと入れ替わる形で出てきたとんかつ界のニューウェーブたち、彼らの出現はとんかつの未来でもある。寿司にも回転寿司や伝統的でない新しい寿司屋があるように、さまざまなとんかつ屋があってこそ、とんかつのこれからが開けるのだ。



    (出典 news.nicovideo.jp)



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