「和食が髪に良い」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
今回は、日本の「食」に注目したヘアケアをご紹介します!
まごわやさしい食事
「まごわやさしい」とは、食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が考えた語呂合わせで、伝統的な和食の頭文字を繋いで覚えやすくしてくれます。
最近「まごわやさしい」食事で、健やかな体作りや美しい肌など、美容に効果があると話題ですが、この食事を意識することで憧れの美髪を目指すことが出来ます。
「まごわやさしい」食事がもたらしてくれる髪への効果について紹介します。
これに従って毎日の食事内容を考えれば、自然にバランスの良い食生活にすることが出来ますよ。
「ま」…大豆、納豆、豆腐。
「ご」…ごま、ナッツ類。
「わ」…わかめ、昆布。
「や」…野菜、根菜類。
「さ」…魚介類。
「し」…しいたけなどキノコ類。
「い」…イモ類。
まごわやさしい食事の美容効果
まごわやさしい食事の美容効果について紹介していきます。
「ま」
大豆、納豆、豆腐を意味する「ま」は、サポニンが血流を改善させて、大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同じ作用があるので、髪への栄養が行き渡りやすくなります。
「ご」
ごま、ナッツ類を意味する「ご」は、活性酸素の増加を抑えるので、髪の健康を導きます。
「わ」
わかめ、昆布を意味する「わ」は、各種ミネラル、食物繊維が豊富で、フコイダンによる育毛効果を期待することが出来ます。
「や」
野菜、根菜類を意味する「や」は、新陳代謝を促進するビタミンA、新しく髪を促進させるビタミンCが豊富で、美髪に欠かせません。
「さ」
魚介類を意味する「さ」は、不飽和脂肪酸が生活習慣病を予防して、脱毛を防ぐ亜鉛も含有しています。
「し」
しいたけなどキノコ類を意味する「し」は、新陳代謝を活発にするエリタデニン、地肌の修復が目指せるエルゴチオネインが注目されています。
「い」
イモ類を意味する「い」は、食物繊維が豊富で腸内環境を良くするので、免疫力を高めることに繋がり、髪の健康も目指せます。
まごわやさしいの効果的な食事の仕方
日々の食事で、大豆加工食品は豆腐や納豆ですぐに食べることが出来て、ごまは、さっと手軽に振りかけて使えます。
また、海藻類は、酢や油と相性が良いです。
種類も豊富な野菜は、加熱をすれば沢山食べられるようになります。
魚介類は、種類も豊富なのでメニューに欠かせません。
そして、しいたけなどは干すことでさらに栄養価が上がるので、乾物を蓄えておけば便利です。
イモ類は、皮が付いたまま加熱すると栄養素を逃しにくくなるので、よく食べられるサツマイモやジャガイモもスチームすると効果的です。
毎日のメニューで、それぞれの栄養素を1つ1つ覚えて確認をするのは難しいですが、語呂合わせで覚えていれば気軽に意識をすることが出来るようになるので、ぜひ活用して美髪を目指していくのに役立ててみましょう。
マクロビオティック
マクロビオティックとは、穀物や野菜、海藻など伝統的な日本食で使用されている食材を摂りながら、自然と調和し、健康な暮らしを送るという考え方のことです。
マクロビオティックには、古代ギリシャ語を語源として自然に即した命のあり方という意味があります。
現在は海外のモデルやセレブにも人気のマクロビオティックですが、そもそもの食事法は日本人の桜沢如一氏が提唱し、1950年以降より体系化されて欧米を中心に広まっていったといわれています。
マクロビオティックの原則
マクロビオティックの二大原則は、身土不二と一物全体です。
身土不二とは、人間が暮らしている土地の旬のものを食べることを意味します。
一物全体とは、食材は丸ごとで栄養バランスが保たれているので、野菜の葉や皮も残さず食べようという考え方です。穀物の場合は、精米していない玄米の方がよいとされています。
近年マクロビオティックが注目されているのは、外食・間食の増加や食生活の欧米化などで不健康になっているため、食材本来の栄養素に目を向けて健康的に生活をしようと心がける人が増えているからかもしれません。
マクロビオティックで髪もキレイになる?
マクロビオティックは、肥満や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の予防に効果的です。
野菜を中心とした食事を摂り、全てを残さずよく噛んで食べるようにします。それに加え、マクロビオティックは健康な髪にもよいと考えられています。
抜け毛やふけ、かゆみ、枝毛などの悩みがある方は、もしかしたら毎日の食生活に問題があるのかもしれません。
バランスのよい食事は、血液の中の糖分や脂肪分を減らすため血液の流れがよくなり、頭皮も健康になります。
また、マクロビオティックを心がけると健康な髪の成長のために必要な良質なタンパク質やビタミン、ミネラルを効率よく摂ることができます。
忙しくて毎日マクロビオティックは無理と考えてしまう方もいると思います。脂っこいものや甘いものを摂った後に、切り干し大根や干しシイタケを食べるなどでもよいです。
少しずつでもマクロビオティックを取り入れて、健康な体と髪を手に入れましょう。
じゃあ、髪のためには和食だけでいい?
美髪のためには、和食だけ食べるべきなの?・・・と思った方、洋食とのバランスも髪のためには大事なようです!
髪の為に良い栄養素「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」
髪を作るために最も大切なのがタンパク質です。
髪や頭皮などはタンパク質で構成されています。
その為、タンパク質が不足してしまうと髪への栄養補給が十分に行えません。
髪の毛への栄養補給をサポートする栄養素がビタミンとミネラルです。
タンパク質の吸収を促進してくれる働きがあるため、髪の毛にとって重要な栄養素です。
洋食のメリットとデメリット
髪の毛を作るために必要な「タンパク質」を十分に取れることが洋食のメリットです。
また和食よりも、動物性タンパク質が豊富で、体内で生成できない必須アミノ酸を摂取することができます。
「ビタミン」「ミネラル」の摂取もしっかりできますので、髪への栄養補給面では洋食に問題はありません。
しかし、洋食は血管や頭皮を詰まらせ、髪の成長を妨げる原因になる「動物性脂肪分」が多く含まれています。
生活習慣病のリスクも高まるので食べ過ぎには注意が必要です。
和食のメリットとデメリット
和食は野菜、海藻類、きのこ類を豊富に摂る事ができます。
「ビタミン」「ミネラル」を補給するのに適した料理が多いです。
また、「動物性脂肪分」が少ないためヘルシーで健康的です。
しかし、肉の使用量が少ない為、タンパク質不足になりやすいというデメリットもあります。
洋食vs和食どちらが髪に良い?
調理方法や食材選びでそれぞれのデメリットを補うことはできますが、一般的な洋食は「動物性脂肪分」が多いので、髪の為によくありません。髪の毛のことを考えると日常的な食事では和食の方が適しています。
しかし、洋食にはタンパク質が豊富ですので髪の毛への栄養補給に適しています。
和食と洋食を7対3程度の割合にしてバランスを取りましょう。うまく組み合わせることで髪の毛へ理想的な栄養補給ができます。
美しい髪を保つためにも、食生活にも気を配るようにしましょう!
(出典 news.nicovideo.jp)