ドラクエファンが思わず「すごい!」または「仲間にしたい!」と叫びたくなるようなお菓子が作られTwitterで人気を集めています。いろんな意味でうまいブラウニー!

 「ドラゴンクエストV」(以下「ドラクエ5」)から登場するモンスター「ブラウニー」をクリームでデコレーションしたケーキで見事に表現していて、さらに手に持つ巨大な木づちをチョコレートケーキの“ブラウニー”にポッキーをさし込んで再現。お皿の上においしそうでかわいいブラウニーがあらわれました!

 加えて「なんと ブラウニーが おきあがり たべてほしそうに こちらをみている! たべてあげますか?」というメッセージウィンドウと「はい・いいえ」の画面表示までも、食べられるチョコ文字で再現するという凝りっぷり。食べるのがもったいなくて“いいえ”を選びたくなるやつだ……。

 この作品への愛を感じるブラウニーは、投稿したうさ吉さんの妹さんが旦那さんへのバレンタインプレゼントとして2016年に作ったもの。今年は同じく「ドラクエ5」に登場する、みんなの思い出のモンスター「ベビーパンサー」を作っています。

 ドラクエが大好きなお2人。お兄さんのうさ吉さんは中でも「ドラクエ5」が一番好きで、妹さんも全クリ経験はないもののいくつかのタイトルで遊んでいて、一番やりこんだ「ドラクエ5」には思い入れがあるとのこと。それが分かるのが今年の「ベビーパンサー」ケーキのお皿に添えられた“ビアンカのリボン”。プレイした当時は「なにかを思い出そうとしている」キラーパンサーと再会した際にリボンを持っておらず、同時にそれに気付いて攻撃することも耐えられずにリセット(※ひきょうな気がすると“逃げる”は選択したことがなかったそうです)。このとき、ビアンカのリボンが大切なものだと強く印象付いた結果が、お皿のリボンにつながっているようでした。

 なお妹さんは同作のラストまで到達したそうなのですが、弟さんにデータを飛ばされて意気消沈。うさ吉さんいわく、SFCが衝撃を受けたのと同時に妹さんも「ぬわーーっっ!!」と例の断末魔を叫んだそうな。これが痛恨の一撃というやつか……。

 ブラウニーのお菓子はたまたまケーキの「ブラウニー」のレシピを検索していて出てきた「ドラクエのブラウニー」に触発されて作り始め、まねただけでは面白くないと「メッセージウィンドウ/はい・いいえ」のアイデアを追加したという妹さん。また実際に作る際は、お子さんがいて自分では焼けないため土台は市販のロールケーキを使い、そこに生クリームやチョコでモンスターの体や顔を表現しています。ちなみに「たべてあげますか?」までの文字は子供の世話をしながらだったため1日10文字書くのが限界で、数日かけて完成させたとのことです。あのキレイな字はその努力のたまものだったのか……!

 今回投稿したきっかけは、たまにうさ吉さんと近況報告やドラクエの話などをしていた妹さんが今月、うれしそうに「見せたいものがあるんだ」とスマホでブラウニーの写真を見せたことから。そのすごい完成度に「奴隷生活からの解放とオラクルベリーがよみがえる」と懐かしさを覚えたうさ吉さんは、また「Twitterにアップしてほしそうにこちらをみている。アップしますか?」といわれているように本気で思い、全国のドラクエファンの反応も見たいという思いもあったことから、Twitterをやっていない妹さんの代わりに投稿したそうです。

 なおその後、妹さんにTwitterでの反応を共有したところ、「自分の作ったものに対してこんなに反響が出るなんてうれしい」と話しているとのことでした。

 コメントでは「ステキです」「すごいかわいい!」「とんでもねぇクオリティーだ」と驚くのと同時に称賛の声が続々と寄せられ、「もったいなくて食べれない」と、食べるより「仲間にします」といった声が多く上がる人気となっています。

すごい! そしてとってもかわいい!


(出典 news.nicovideo.jp)