最近ブームの肉料理は、子どもたちも大好き! ママ友が集まるホームパーティでも、ちょっと特別感を出せるので、できればチャレンジしてみたいですよね。でも肉ってちょっとめんどくさいイメージも。
そんなイメージを払しょくするのが、話題の「低温真空調理」。一体どんな料理法なんでしょうか!? 貝印の新商品発表会に潜入してきました!
低温真空調理って何?
基本的な調理方法といえば、煮る、焼く、蒸すというのが定番です。
これらに次ぐ新しい料理法として生まれたのが「低温真空調理」という方法。
もともとはお肉大好き、バーベキュー大国アメリカで、手間をかけずに均一に肉に対して熱を通すために開発されたのだそう。
基本的な仕組みとしては、まず食材を真空状態に密封します。
その後、温度を一定に保った専用の調理器で、じわじわと低温で加熱。旨みや栄養素を食材にギュッと閉じ込めることができるだけでなく、さまざまなメリットがあるそうです
<低温真空調理のメリット>
1、低温で調理することで、食材をよりおいしくいただくことができる
2、密閉することで、旨みや風味を逃がさない
3、調味料が浸透しやすくなり、少量の塩でも味がしっかりする
専用の調理器の中には水が循環し、一定の温度が自動的に保たれるようになっています。
また専用の真空パックを使えば、液体調味料も対応可能とのこと。貝印の新商品「KaiHouse aio The Sousvide Machine 低温調理器」の場合は、さらに購入者限定オリジナルレシピもついてくるそうで、いろいろな料理にチャレンジできるようです。
でも一番のメリットは、放置しておけばおいしい肉料理ができてしまう点。
では実際に調理の様子をみてみましょう。
調理法はすごく簡単!
実際に低温真空調理にチャレンジ!
この日、低温真空調理にチャレンジしてくれたのは、料理研究家の脇雅代先生。
「レストランでも、肉にストレスを与えない調理法として使われています」とのこと。
調理法自体は1970年代後半に発見されていたそうですが、世界的に有名にしたのは、かのジョエル・ロブションによる列車食堂で導入されたからなのだそう。三ツ星レストランも使う調理方法なんですね。
また味付けをした食材を真空包装をかけることで、あとからばい菌が入らないので衛生的、さらに袋に詰めて調理するのでにおいが広がらない点もメリット。この日は肉をシンプルに塩で味付けして調理します。
「肉350gに3.5gの塩で味をつけて、真空包装のための袋にいれます。袋の奥まで入れず、指2~3本分開けてセットするのがポイント。調理している間に余計な水分がぬけていくことも、真空調理のよい点です」
あとは低温真空調理器にセットするだけとのこと。なんて簡単! 低温真空調理器にかけている間につけあわせの野菜などを用意すれば、手際よくパーティの準備もできますね。
「58~60度くらいが、おいしそうな赤い肉になる温度です。温度をセットした調理器にいれて、あとは50分放置するだけ。その間に他の料理を用意できます。低温真空調理ができたら、あとは焼き色を付ければ完成です」
低温真空調理前に焼き色を付けても問題ないそうですが、色味がきれいに出るのは調理後なのだそうです。
出来たてはまだ茶色でしたが、時間がたつにつれ、おいしそうな赤色に変身!
肉は空気に触れることで色が変化するとのことで、テーブルに並べるころには、デパ地下のようなおいしそうなローストビーフになっていました。
家庭でもプロ級の味が作れる秘密兵器に
「肉をよく調理するアメリカで、家庭で失敗なくバーベキューができるとしてこの調理法は人気が出ました。
今後は日本でも浸透していくと思います」と脇先生。
誰でも失敗なく、肉料理がつくれるのは大きな魅力です。さらにうれしいのが、ホームパーティなどでお客さんが遅れてきても、低温真空調理器にお肉をそのまま入れっぱなしにしておけること。これなら急な予定変更にも対応しやすいですね。
おいしいお肉がよりおいしく簡単に調理できる、低温真空調理器。肉好き家族は、ぜひチェックしてみてくださいね。
(出典 news.nicovideo.jp)
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