7月20日は「土用の丑の日」。うなぎの蒲焼きを食べたいけど、価格が高いから手が届かない……。そんなときにはいつも家庭にある食材を代用して、”なんちゃって蒲焼き”メニューを作ってみませんか?

今回はナス・豆腐・ちくわの3種類の食材を使って蒲焼き風レシピを再現。どれが一番うなぎに近いのかチェックしてみました!



■蒲焼きのたれ作りからスタート



まずはたれを作りますが、蒲焼きのたれは調味料を混ぜて火にかけるだけだから簡単! たれを作るのが面倒なら、スーパーにある市販品を買ってくるという手もありますよ。




蒲焼きのたれ 
<材料>
・しょうゆ 大さじ3
・みりん  大さじ3
・砂糖   大さじ3

<作り方>
1.上記の調味料を合わせる
2.コンロにかけて、沸騰したら火を止める。



■ナスの蒲焼き丼





皮をむいて縦半分に切ったナスを、レンジで5分加熱し、表面を爪楊枝で裂いて切れ目を入れます。




油をしいたフライパンできつね色になるまで焼いて、少し焦げ目が付いてきたら蒲焼きのたれを刷毛で塗ります。刷毛がなければたれを絡めるだけでもOK!



■豆腐の蒲焼き丼





水気を切って1cmほどの厚さに切った豆腐に、ナスと同様に爪楊枝で裂け目を入れます。




全体に片栗粉をまぶし、裂け目を入れた方を裏返して海苔を貼り付けます。




フライパンで裂け目が入っている面を焼き、焦げ目をつけます。フライ返しでひっくり返して両面を焼き、たれを刷毛で塗ります。



■ちくわの蒲焼き丼





ちくわを縦半分に切っておきます。




油をしいたフライパンにちくわを入れて焼き目をつけ、蒲焼きのたれを刷毛で塗ります。



■食べくらべ開始!



では、さっそく実食したいと思います。



ナスの蒲焼き丼





見た目    ★★☆
作りやすさ  ★★☆
うなぎっぽさ ★★★

一目見た印象はうなぎに近いように感じましたが、細かく見るとやはりナスはナス。見た目は3段階中★ふたつと言ったところです。

また、作り方に関しては、ナスを爪楊枝で裂くという工程はあれど、レンジ加熱後で柔らかくなっていたので難なく行えました。作る前に想像していたより簡単だったかも?

肝心の味は、柔らかすぎない適度な食感がうなぎっぽさを演出していて、意外な再現度の高さにビックリ! 早くも今回の実験の最有力候補が現れたような気がします……!



豆腐の蒲焼き丼





見た目    ★★☆
作りやすさ  ★☆☆
うなぎっぽさ ★☆☆

タレの焼き目やテリが蒲焼感を出してはいますが、うなぎかと言われると厳しいような……。

作り方も、3つの中で一番難しいと感じました。豆腐がとっても柔らかいので、調理の途中で片栗粉をまぶしたり、片面に海苔をつけるときには、神経を集中する必要がありました。焼いている最中も、形が崩れやすいのでフライ返しで返すのもそっと返したりと、なかなか難易度が高いです。

食べてみると、淡白な味わいで、はっきりと豆腐の味がわかる感じでした。うなぎと言うよりは豆腐ステーキのよう。



ちくわの蒲焼き丼





見た目    ★★★
作りやすさ  ★★★
うなぎっぽさ ★☆☆

見た目はちくわが一番うなぎっぽいと思いました。

行程面では、切って焼いてたれを塗るだけなので一番簡単! フライパンで焼いている間も、やはりちくわが一番うなぎっぽいと感じました。

食べた感想としては、しっかりした弾力があり、やはりちくわそのもの……。うなぎと思い込むのは難しかったです。



今回の実験結果ですが、味はナスが一番うなぎに近く、見た目を重視するならちくわで代用するのが良いかと思いました。

値段が張るうなぎを買わなくても、なんちゃって蒲焼きなら、見た目や食感でうなぎを食べた気分が味わえます。今年の土用の丑の日には、身近な食材で蒲焼きを作ってみませんか。
 




(出典 news.nicovideo.jp)