マシュマロヨーグルトって聞いたこと、ありますか? 3年ほど前からジワジワ人気になっている、ヨーグルトマシュマロを混ぜて一晩おくだけで、シュワシュワ食感が楽しいヨーグルトに大変身するというもの。マシュマロにはコラーゲンが入っているため、ヨーグルトと一緒に食べることで、より美肌にいいというのです。



◆基本の「マシュマロヨーグルト」を食べてみた
マシュマロヨーグルト」の作り方は、とても簡単なんです。まずは市販のマシュマロプレーヨーグルトを用意します。マシュマロは小粒タイプのほうが、ヨーグルトに入れたときに混ぜやすいですよ。



<材料>
プレーヨーグルト 1パック(400g)
マシュマロ 80~100g


<作り方>
ヨーグルトのパックの中にマシュマロを混ぜ込み、冷蔵庫で一晩おく。


ポイント
・混ぜ込むときに、マシュマロが―ヨーグルトに浸るようにする。
・小さめのマシュマロで作ると、溶けやすいので、よりムース状に。



マシュマロを混ぜ込みます。最初、入れすぎかな?と思っても、混ぜてみると思っていた以上の量が入ります。



 寝る前に仕込めば、朝には「マシュマロヨーグルト」の完成です! 最低6~8時間はおくようにしてくださいね。ちなみに、マシュマロを入れてすぐ食べてみたところ、マシュマロヨーグルトは完全分離。普通にそれぞれ食べたほうがおいしいのでは? と感じる食感でした。


 でも、翌朝食べてみると……。



一晩経った状態。見た目にはマシュマロが残っていますが、食べてビックリ。食感はまるで違うものに。



 なめらか&シュワシュワ! 口の中でヨーグルトと一緒にマシュマロがとろけます。これは新しい食感です。見た目に反して、口にしたときの重たさはゼロ。ヨーグルトの軽さは失われていません。


 見た目にはまだマシュマロなのに、あのムニムニした食感はどこへやら。マシュマロの甘みがついているので、他の甘味料もいりませんでした。これは、簡単だしハマりますね!


◆「マシュマロヨーグルト」、実は美容にいいスイーツだった!
 さらに、このマシュマロヨーグルト」はおいしいだけでなく、美容にもいいと聞きます。具体的にどんなところが美容にいいのか、マブチメディカルクリニック院長の馬渕知子先生に聞きました。


マシュマロの材料であるゼラチンは、コラーゲンから作られています。肌の基盤は、6~7割がタンパク質のひとつであるコラーゲンを材料としてつくられています。ふっくらした肌を保つためには、コラーゲンは欠かせない栄養素なのです」(馬渕先生)


 さらにヨーグルトが持つ整腸作用も、美肌にとって欠かせないものなのだとか。馬渕先生は「腸の吸収機能のメカニズムを整えてあげることがまず大事」といいます。


「肌にいいものを食べても、腸が整っていなければ栄養が体内に十分に吸収されません。腸の状態が悪いと、たとえば通常80吸収するところも、60しか吸収しない、ということが起こる可能性があります。だからこそ、整腸作用が期待できるヨーグルトを食べる必要があるのです。」


 ヨーグルトには、ほかの乳製品と同様に、お肌のために必要なタンパク質筋肉を動かすのに必要なカルシウムが含まれています。牛乳を飲むとお腹を壊しやすい人でも、ヨーグルトのような発酵食品なら、お腹を壊すことも少なく摂取できるのだそう。


ヨーグルトを食べ続けることで皮膚の弾力性に変化があるか、という実験では、食べる前と後で有意な改善が見られたという結果が報告されています。肌の弾力にはコラーゲンとエラスチンという線維芽細胞がかかわってくるのですが、ヨーグルトの栄養は吸収されやすい上に、ヨーグルトを食べることで腸内環境が整い、タンパク質の吸収率がさらに上がっているのかもしれませんね」



ヨーグルトを継続的に食べた後と前で、弾力性の変化が変化しています。※20歳から39歳までの女性56名を対象に実験。出典:腸内細胞学雑誌 22(2008年



 さらに「マシュマロヨーグルト」にすることでのメリットもあります。


マシュマロを入れることで、酸味のあるヨーグルトも食べやすくなります。マシュマロカロリーはそれほど高いものではないので、他のシロップで甘みを出すのなら、マシュマロのほうがいいかもしれませんね」


(大き目のマシュマロ5個につき約22.5kcal、ヨーグルト100gにつき約60kcal。)


 実はタンパク質の種類によっては消化吸収に時間もエネルギーも必要だそうですが、逆にダイエットの敵である糖や脂肪は簡単に吸収されてしまうのだそう! それを考えると、ローカロリーで消化もいい上に肌にもいいことがあるマシュマロをぜひ選びたいところ。


肌や骨の材料となるコラーゲンは、40・50代になると再生能力が落ちて、体内から減っていきます。いろいろな食べ物から摂るのがベストですが、そのひとつとしてマシュマロヨーグルトを選ぶといいと思います。毎日食べたいヨーグルトと一緒に食べられるので、毎日入れ替わるコラーゲンのもととなるタンパク質を継続的に補うという点でもぴったりです」


◆「マシュマロヨーグルト」の簡単アレンジレシピ
マシュマロヨーグルト」は、ほんのもうひと手間を加えるだけで、味のバリエーションを出すことができます。そこでおすすめのアレンジレシピをご紹介します!





杏仁豆腐風~マシュマロヨーグルト
<材料>
基本のマシュマロヨーグルト 1食分 120g
ドライマンゴー 1切れ
アーモンドエッセンス、あればクコの実 適宜


<作り方>
1、基本のマシュマロヨーグルトを作る際に、刻んだドライマンゴーを一緒に入れて、一晩置く。
2、(1)にアーモンドエッセンスを入れて混ぜ、器に盛る。あればクコの実をトッピングする。


 たったこれだけで、マシュマロヨーグルト杏仁豆腐風に。お肌にもよくておいしいマシュマロヨーグルト朝ごはんメニューとしてぜひくわえてみてくださいね
 



(出典 news.nicovideo.jp)