どんな料理も、最後のひと手間でさらにおいしくなります。スープも例外ではありません。

フレーク状の塩を振りかける、レモンを絞る、新鮮なハーブを散らす。どれもスープの仕上げとして最高です

中でも一番贅沢なのは、なんらかの油脂、具体的にはオリーブオイルバターを垂らすことです。器によそったスープに加えれば、格別のおいしさが味わえます。

もちろん、ヘーゼルナッツオイルごま油など、ほかの上質なオイルでもおいしくなりますが、どこの家にでもあるオリーブオイルは、ほぼどんな種類のスープとも合います。

熱々のクリーミーなマッシュルームスープでも、よく冷やしたガスパチョでも合うのです。

一方、バターのほうはもう少し限られていて、冷たいスープとの相性はいまひとつです。でも、正しく使えば素晴らしいパワーを発揮します。

オリーブオイルやバターを加えるメリット

スープの種類について話す前に、仕上げに少量の油脂を加えるメリットを理解しておきましょう。

発酵バター特有の豊かな風味や、上質なオリーブオイルのピリッとした刺激など、それぞれの油脂には風味があります。けれども、そうした風味は調理の過程でほかの風味と混ざって消えてしまうことがあります。

食卓に出す直前に少量の油脂を加えれば、風味が際立ち、豊かで贅沢な味が口の中に広がります(豊かで贅沢な味を嫌がる人なんていませんよね)。

オリーブオイルとおすすめの組み合わせ

料理の仕上げとしてオリーブオイルは万能です。

野菜たっぷりのガスパチョとは特によく合うと思いますし、クリーム系のスープなら何でも合います。

クリーミーなスープにさらにオイルを加えるなんて、やりすぎに思えるかもしれません。でも、上質なオリーブオイルはクリーミーではなくサラッとしているので、スープオイルの食感が合わさって、重くもしつこくもない、素晴らしくリッチなスープになります。

バターとおすすめの組み合わせ

バターの場合はちょっと違って、使い方はもう少し直感的です。

バターはどんなものとも相性が良いのですが、冷製スープはしっくりこないでしょう。レストランではどんな料理にバターをたっぷり使って風味を高めているかを思い出し、それを参考にするのがおすすめです。

ビーフステーキの仕上げにバターをのせるのと同じように、牛肉と大麦のスープバターを入れてみましょう。

チキンライス(または星型パスタ)のスープに入れれば贅沢な一皿になりますし、米Lifehacker編集部員のA.A. Newtonが以前書いているように、味噌とバターは、アメリカ人が愛する「ピーナツバターとジャムのように」絶妙な組み合わせです。

ベイクドポテトスープも、コーンチャウダーも、レンズ豆のスープラーメンも、仕上げに少量のバターを浮かべればリッチな感じが増しますし、おいしくなります。

シーフードビスクバターはやり過ぎかもしれませんが、私の辞書に「控えめ」という言葉はないのです。



(出典 news.nicovideo.jp)