日本で古くから親しまれてきた「ソバ」。ソバといえば麺を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、最近では「ソバの実」がスーパーフードとして注目されています。その栄養価と食べ方をご紹介します。

ソバの実とは?


 タデ科の穀物、ソバの殻を剥いた種子がソバの実です。「粒ソバ」「ソバ米」とも呼ばれています。私たちが普段食べるソバの麺は、ソバの実を挽いて粉にしたものからできています。

ソバの実は栄養価が高く、同じ炭水化物である白米と比べると約2倍のタンパク質が含まれています。ソバのタンパク質は良質で、必須アミノ酸の含有率が高いのが特徴です。そのほか、ビタミンB群、ルチン(ビタミンP)、食物繊維が豊富に含まれています。

ソバの栄養価が高いのは、実の皮の部分。これらは粉にする過程で失われてしまいます。ソバの栄養素を丸ごと摂るなら、ソバの実がおすすめです。


ソバの実の炊き方

<用意するもの>
ソバの実 1カップ
水 2カップ
塩 ひとつまみ

<炊き方>
1.ソバの実をたっぷりの水に10分ほど浸ける
2.そばの実をザルにあげ、水気を切る
3.大きな鍋に1を入れ、水、塩を加えて、中火にかける
4.沸騰したら、弱火で12分炊く
5.火からおろし、フタをして10分蒸らしたら完成

まとめて炊いて、冷凍保存しておくと、いつでも食べられるので便利です。


ソバの実の簡単レシピ



●ソバの実スムージー
<材料>
炊いたソバの実 100g
豆乳 200ml
はちみつ 大さじ1

<作り方>
ミキサーに材料をすべて入れ、滑らかになるまで攪拌する

●カーシャ(ロシア風ソバ粥)
<材料>
ソバの実 1カップ
水 3カップ
塩 小さじ1/4
バター 10g

<作り方>
1.ソバの実を水で洗って、しっかり水を切る
2.フライパンにソバの実を入れ、強火で乾煎りする
3.2に水と塩を加え、中火で水分がなくなるまで煮る
4.火を止めて、バターを絡めたら完成

ソバの実は炊いたものをご飯代わりに食べるのはもちろん、サラダスープに入れたり、リゾットやお粥にしたりとさまざまな食べ方ができます。ぜひアレンジを楽しんでみてくださいね

日本のスーパーフード「ソバの実」の活用法


(出典 news.nicovideo.jp)