みかんといえばビタミンCがたっぷりなイメージなので「風邪予防といえばみかん」と思っている方も多いかもしれません。しかしみかんの栄養はそれだけではないことをご存じでしょうか。


みかんは風邪予防に最適な理由は!?
 体内のビタミンCが不足すると風邪をひきやすいといわれています。
ビタミンCが風邪を治す薬になるわけではありませんが、免疫力を高めることは確かなので、治りが早くなり予防できると考えられているのです。

みかんにはミネラルのひとつであるカリウムも豊富です。風邪予防には体の組織を作り、調子を整えるために必要なミネラルも重要なのです。

みかんビタミンC以外の効能も見逃せない!
 みかんの黄色い成分はカロテノイドと呼ばれる天然色素で、みかんに多く含まれる成分はカロテロイドの一種であるβクリプトキサンチンです。

 トマトニンジンなど緑黄色野菜に多いリコピンもカロテロイドの一種で、優れた抗酸化作用があるといわれています。

 活性酸素が体内で多量に作られると、動脈硬化や老化、がんなどを引きおこしますが、カロテノイドは活性酸素の発生や働きを抑制するとされています。

 さらにβクリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、2型糖尿病などの生活習慣病になりにくいという研究報告もあります。


みかんのスジに含まれたヘスペリジンの驚くべき効果とは?
 みかんの中でも特に、温習みかんの果肉以外の袋や皮、内側の白い部分のスジにはヘスペリジンという栄養素が含まれています。スジのヘスペリジンの含有量は果肉の数十倍で、オレンジレモンにはほとんど含まれていません。



 ヘスペリジンとはポリフェノールの一種で、抗酸化作用及び毛細血管を強化する作用があることが明らかになりました。そのため血流改善、高血圧の予防、コレステロール値の改善に効果が期待されています。さらにアレルギーによる炎症を抑制する作用もあり、花粉症の予防効果も期待されているのです。

 日本のみかんには驚くべき成分がたくさん含まれていることがおわかりいただけたでしょうか。みかんをたくさん食べて風邪を予防しましょう。


みかんに隠されたヒミツとは?


(出典 news.nicovideo.jp)