デイリーヨーグルト、どう選ぶ!?



 腸活のために「ヨーグルト」を食べている人って多いですよね。みなさんはどのようなポイントで選んでいますか? 「腸活は1日にしてならず」と言われるように、どうやら“継続的に食べること”が大切。そこで重宝するのが、スーパーの安売りでもおなじみの「大容量・無糖ヨーグルト」。


ヨーグルトはどれも同じではない!
 メジャーブランドとしては、ブルガリアヨーグルト(明治)、ビヒダスプレーヨーグルト森永乳業)、小岩井生乳100%ヨーグルト小岩井乳業)が“3大ヨーグルト”といったところでしょう


 ではこの3つを比べた時に大きな違いはあるのでしょうか? どれでも効果は同じ? そんなことを考えていたときに、大きな違いを発見してしまいました。


 それは、「乳酸菌」か「ビフィズス菌」かという違い。この2つを同じだと思っている人も少なくないはずです。そこで今回は、3大無糖ヨーグルトを比べて発見! 知っておくと腸活に役立つ「乳酸菌とビフィズス菌の違い」をわかりやすく紹介したいと思います。


◆まずはパッケージを見てみよう



ブルガリアヨーグルト」のパッケージ



 ブルガリアヨーグルトには“腸で働くLB81乳酸菌”が含まれているようで、詳しく調べてみると、2種の乳酸菌ブルガリア菌→ラクトバチルス・ブルガリカスと、サーモフィラス菌→ストレプトコッカス・サーモフィラス)が使用されていることがわかります


 一方で、ビヒダスヨーグルト小岩井生乳100%ヨーグルトには、ビフィズス菌が使用されています。



森永乳業の「ビヒダスヨーグルト」は、ビフィズス菌BB536が含まれている




小岩井にはビフィズス菌BB-12が含まれている



 これら3種のヨーグルトは、口当たりや風味にも違いがあるので、食べる人によって好みが分かれるかとおもいますが、健康面で考えると、いずれも特定保健用食品(トクホ)であることは同じです。


●特定保健用食品とは?
生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品のこと。ブルガリアヨーグルト原材料に使われている


乳酸菌・ビフィズス菌の違いとは?
 ではこの乳酸菌とビフィズス菌にはどのような違いがあるのか、見ていくことにしましょう。


 専門書やサイトを見ていると、ビフィズス菌は乳酸菌の一種であり、同じくくりで扱われることが多くなっていますが、調べてみると、大きな違いがあることがわかります


 まず、顕微鏡写真をみてみましょう。



桿菌(かんきん)の乳酸菌(Lactobacillus bulgaricus) 出典:森永乳業(以下、同じ)




球菌の乳酸菌(Streptococcus thermophilus)




分枝したビフィズス菌(Bifidobacterium longum)



 森永乳業の説明によれば、乳酸菌もビフィズス菌も、ヒトの体に良い影響を及ぼす善玉菌であることは事実であるものの、学術的にはまったくの別もの。


 そして実は、腸内フローラが存在する「大腸」に生息する善玉菌の99.9%がビフィズス菌だということがわかっています。


◆つくりだす“物質”にも違いが
 乳酸菌は大腸ではなく、「小腸」を活躍の場としていて、“乳酸”を作り出すことで、腸内環境をよくしたりお通じをよくする効果をもたらす善玉菌です。


 ビフィズス菌の入ったヨーグルトには、乳酸菌に加えてビフィズス菌による効果が期待できます。ビフィズス菌は乳酸に加えて“酢酸”も作り出すことにあるからです。酢酸によって、大腸において強い殺菌効果を発揮、悪玉菌をやっつける働きがあるために、排便回数も優位になるとのデータがあります(※)。



普通=乳酸菌、BB536=ビフィズス菌



 つまり、お通じ改善といった腸活効果を高めたいなら、「ビフィズス菌」が重要だと言えます。ただし、森永乳業によれば、外から摂取したビフィズス菌を大腸内に定着させるのは、そう簡単ではないそうで、摂取したビフィズス菌が大腸にいる頻度を高めてあげることが大事。


 また、ビフィズス菌が酸に弱いことをふまえて、毎日“食後”に食べること、オリゴ糖や食物繊維も一緒に摂取することも有効とのことです。


 ヨーグルトにはその他の効果も期待されていますから、自分が求める機能が何なのかは堅実に見定めることが大きなポイントになるでしょう。お腹の調子をみながら、自分にあうヨーグルトを見つけてくださいね。とにかく腸活ということであれば、メーカーに囚われすぎずに、まずは「ビフィズス菌」を指名買いするのが良さそうです。食べきり小サイズを選ぶときにも、このことは覚えておいて損はなさそうですね!


※出典:Yaeshima et al, Biosci Microflora, 1997





(出典 news.nicovideo.jp)