食事をすると「なんだか幸せだな」という気持ちになることはありませんか。このおいしいものを食べて幸せを感じるときには、「幸福ホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が分泌されています。
セロトニンとは
セロトニンとは、心のバランスを整える働きのあるホルモン(神経伝達物質)。十分に分泌されることで幸福感を感じやすく、精神的安定も保つことができます。逆に不足すると、精神バランスが崩れやすくなりイライラや睡眠不足を招きます。
セロトニンはどうやって作られる?
セロトニンの原料は「トリプトファン」という必須アミノ酸。トリプトファンは必須アミノ酸が豊富な肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などに含まれます。さらにトリプトファンをセロトニンに変えるためには、ビタミンB群やマグネシウム・亜鉛などのビタミン・ミネラルが不可欠になります。
つまりセロトニンの分泌には、タンパク質と一緒にビタミン・ミネラルが豊富な野菜をとり入れることが大切です。
毎日「主食・主菜・副菜」を組み合わせて食べることが、幸せになれる食べ方といえますね。
幸せな気持ちになれる食べ方3つ
ここで実践しやすい「幸せな気持ちになれる食べ方」を3つご紹介します。
その1:主食を変えてみる
白米→玄米・胚芽米・発芽玄米
食パン→ライ麦パン・胚芽パン
精製度の低い穀物はトリプトファンの働きを助けてくれるほか、代謝を促進させる栄養素が豊富です。また、ストレスを軽減させることで知られているギャバ(GABA)は、食べ物からとり入れたものは直接脳内に作用することはないのですが、血圧を下げる効果により気持ちを落ち着かせることができるといわれています。(※)
その2:おやつを変えてみる
手軽に持ち運べるナッツ類。固いナッツ類は良く噛むことでリズム運動にもなりセロトニンの分泌を促してくれます。さらに美肌を作るビタミンEもとれるので、アンチエイジング効果も期待できます。
甘いおやつを食べているなら、栄養価の高いナッツを選んでみましょう。
その3:発酵食品(チーズ・納豆・キムチ・漬物など)をとり入れる
発酵食品に含まれる乳酸菌は腸をきれいにしてくれます。腸内をきれいに保つことで栄養素の吸収が高まり、カラダの調子も整い、セロトニンの分泌も促進されます。
幸せを手に入れるには健全なカラダとココロがあってのもの。日頃からしっかり食事を選ぶ視点を持ち、食事の味を味わい、あなただけの「幸せ」を創り出してくださいね。
(出典 news.nicovideo.jp)
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