秋から冬にかけて旬を迎える春菊は鍋料理に大活躍します。春菊には冬の乾燥からお肌を守るβ-カロテンやビタミンCが豊富に含まれ、美肌効果に役立つ食材。独特な香りや味があり、苦手な方もいますが、調理法を工夫して春菊の効能を楽しんでみませんか。


春菊の栄養成分と効果


β-カロテン
体内でビタミンAに変わり、髪や視力の健康を保ったり、皮膚や粘膜を守って肌荒れや乾燥肌の予防に役立ちます。
春菊(葉・ゆで)100g中にはβ-カロテンが5300μg含まれています。他の緑黄色野菜に含まれているβ-カロテンと比較すると、小松菜(葉・ゆで)100g中で2800μg、水菜(葉・ゆで)100g中で2100μgなので、β-カロテンの含有量が多いことは歴然です。春菊100gで、成人が1日に必要なビタミンA所要量をとり入れることができます。

ビタミンC
細菌やウィルスの抵抗力を高め、風邪やアレルギーの予防に働きます。ビタミンAとともに皮膚や粘膜の健康を維持し、シミ・しわを予防します。

カリウム
体内のナトリウム(塩分)を排泄し、むくみの改善・高血圧の予防に効果があります。

ミネラル
鉄・カルシウムマグネシウム・リンなどのミネラル成分を豊富に含み、骨の形成に役立ちます。


春菊の効果

美肌効果
ビタミンAは皮膚の健康や粘膜を守る作用があり、肌荒れの改善、乾燥肌の予防に効果を発揮してくれます。

免疫力アップ
豊富に含まれるビタミンCは体内に侵入した病原菌やウィルスを退治する作用があり、免疫力を高めてくれます。

胃腸の健康
春菊に含まれる独特の香り成分は胃もたれを和らげたり、消化不良を改善したりする作用があります。

春菊のおいしい食べ方



春菊は加熱料理だけでなく、新鮮で柔らかいものは生のままサラダとしていただくのもおすすめです。

おすすめレシピ
しめじと春菊のゆず風味あえ
腸内環境を整えるきのこ食物繊維と、春菊に含まれるビタミンAダブル効果で美肌度アップ

油揚げと春菊のサラダ
春菊をサラダとして生でとり入れると、水溶性ビタミンCの損失が減らせます。免疫力アップに効果的です。

おからのすきやき風煮
β-カロテンは油との相性◎。油と一緒にとることで吸収量がアップします。

■春菊の白和え
豆腐に含まれるイソフラボンは女性ホルモンの役割を助け、美肌効果が期待できますよ。

■春菊のパスタ
オリーブオイルで炒めた春菊・きのこ・魚介類とパスタをあえるだけ。オリーブオイルに含まれる脂肪酸のオレイン酸は血中のコレステロール値を下げ、動脈硬化高血圧などの生活習慣病の予防に役立ちます。

独特の味と香りのある野菜ですが、免疫力を高める栄養素が詰まっています。調理法を工夫して春菊の栄養をとり入れましょう。

春菊の驚くべき効果効能


(出典 news.nicovideo.jp)