日本の伝統的な食文化のひとつである「だし」。だしに含まれているうま味成分には健康や美容、ダイエットにうれしい効果があることから、今その魅力が見直されています。最近では、だしをドリンクのように飲むのが流行っているのだとか。

だしの持つ効果や毎日飲みたい「だしドリンク」の作り方をご紹介します。

だしが健康や美容にもたらす効果とは


だしのうま味をつくる3大成分とされるのが、昆布に多く含まれる「グルタミン酸」·かつお節煮干しの「イノシン酸」·干しシイタケから抽出される「グアニル酸」です。

これらを組み合わせると、相乗効果でうま味がより強く感じられます。さらに、おいしいだけでなく、美容·健康にもさまざまな効能をもたらすことが明らかになってきました。

●食欲を抑制する効果を期待
だしに含まれるグルタミン酸やイノシン酸は、食事の満足感を高めて、食べすぎを防ぐ効果が期待できます。間食によるカロリーオーバーが気になる人にもおすすめです。

●精神的ストレスを軽減する
だしのきいたみそ汁スープを飲んでホッとした経験はありませんか?うま味成分には、不安や緊張を和らげ、心を安定させる働きがあることが認められています。また、かつおだしの摂取により、ストレスが軽減されるという報告もあります。

●血流を促して、疲労回復を助ける
温かいだしを飲むと、血行がよくなり、冷えの改善に役立ちます。特にかつおだしには、血流を促して疲労回復を助けるヒスチジンやアンセリンなどの成分が豊富に含まれています。血行不良による肩こりや眼精疲労を緩和する効果も期待できるでしょう。


●糖と脂肪の吸収を抑える
昆布のネバネバ成分の正体は、水溶性食物繊維のアルギン酸です。腸内で余分な糖分や脂肪分を抱え込み、便として体外へ排出することで、血糖値やコレステロール値の上昇を抑えます。便秘解消にも役立ちます。


だしドリンクの作り方


ダイエットしたいと思っているのに、コッテリしたものや甘いものを好んで食べてしまう。そんな人は太りやすいものを好む「デブ味覚」になっているかもしれません。

日常的に味の濃いものを食べ続けていると、味覚が鈍感になってしまいます。だしドリンクを飲んで、「デブ味覚」から「やせ味覚」にリセットしましょう。

●だしドリンクレシピ

材料:かつお節 30g、煮干し 10g、刻み昆布 10g、緑茶 5g

<作り方>
1.かつお節煮干しフライパンで炒めて水分を飛ばす
2.1と刻み昆布、緑茶をミキサーにかけてパウダー状にする
※冷暗所での保管で、約2週間保存可能

<飲み方>
毎朝、大さじ1杯のだしを150~200ccのお湯に溶いて飲みます。まずは2週間続けてみましょう。

「デブ味覚」を「やせ味覚」へチェンジ!だしドリンクの作り方


(出典 news.nicovideo.jp)