6月も後半にさしかかり、もうすぐ本格的な夏が到来します! コロナ禍が一定の落ち着きを見せている今年は、全国各地の行楽地にも賑わいが戻っていますが、そこで相変わらず根強い人気ぶりを見せているのがキャンプです。

 そしてキャンプのお楽しみといえば、何と言っても開放的な屋外で食べるキャンプ飯。でも時間がなかったり、そもそも料理が苦手、という人もけっこう多いと思います。というわけで今回は、料理初心者でもあっという間にできる“夏の簡単キャンプ飯”を、プロのアウトドア料理家・みなくちなほこさんに教えてもらいました。

 使用するのは、クッカー、スキレットメスティンといった安価で手に入る定番のキャンプ調理道具のみ。高額なものや入手困難な道具はありません。お手軽なのに映えて、美味しく、お酒とも合う絶品アウトドア料理を5つご紹介しましょう。

ほったらかしで完成! 「中華ねぎ蒸しチキン」

 鶏の手羽元と長ネギ(斜め切り)を酒、塩、輪切りの唐辛子、生姜を揉み込んで30分ほどおき、蒸し煮にしするほったらかしレシピです。チキンから出汁が滲み出て、ご飯にもお酒にも合う一品です。

材料(2人分)

・鶏手羽元……4本
長ねぎ……1/2本
(A)
・しょうがのすりおろし(チューブ)……1cm
・赤唐辛子の輪切り……1本分
・酒……大さじ2
・塩……小さじ1/2
こしょう……少々
ごま油……小さじ1

作り方

1.鶏手羽元は骨に沿って浅く切り込みを入れる。長ねぎは斜めに薄切りにする。

2チャック付き保存袋に(1)と(A)を入れてよく揉み込み30分ほどおく。

3.クッカーの鍋底に(2)のねぎを敷き詰め、その上の鶏手羽元肉をのせ、蓋をして加熱する。

4.湯気が出てきたら弱火で15~20分加熱して完成。

 (3)のポイントですが、ネギと鶏手羽元を一緒にどさっと入れてしまってもかまいません。ただし、焦げ防止のためにネギを先に入れ、その上に手羽元を入れるのがオススメ。メスティンでもできます。

漬け込んで焼くだけ! 「ソーセージのビール蒸し焼き」

 野菜の甘さとソーセージワイルドな味が絶妙にマッチする一皿。ビールで漬け込むことでソーセージがワンランク上の味に生まれ変わります。彩りも鮮やかで夏の爽やかな陽気にもぴったりマッチします。

材料(3人分)

ソーセージ(大きめのもの)……6本
玉ねぎ……1個
パプリカ……1/2個
ピーマン……1個
サラダ油……適量

(A)
ビール……1/2カップ100ml)
にんにく(うすぎり)……ひとかけ
・粒マスタード……大さじ1

作り方

1ソーセージに浅く切り込みを入れる。チャック付きビニール袋に入れ、(A)を加えて1時間ほど漬ける。

2玉ねぎは薄切り、パプリカピーマンは縦に細切りにする。

3.スキレットを熱してサラダ油をなじませ、(2)を炒める。

4.野菜がしんなりしたら(1)をマリネ液ごと加え、汁気がほとんどなくなるまで全体を炒め合わせたら完成。

混ぜて炊くだけ! 「チキンビリヤーニ風スパイシー炊き込みごはん」

 スパイシーカレーの風味が夏にぴったりな一品。野菜たっぷりなので、肉に偏りがちなキャンプ飯に加えると栄養バランスも整います。また、見た目以上に食べ応えがあるのもポイント。そして彩りが良いのでかなり“映える”料理です。

材料(4人分)

・鶏モモ肉……1枚
・米……2合
玉ねぎ(小)……1こ
いんげん……5本
ミニトマト……8こ
ホールコーン……50g

(A)
・水……300cc
・赤唐辛子……1本
カレーフレーク……大さじ2
・塩……小さじ1
溶かしバター……20g

作り方

1.鶏モモ肉はひと口大に切る。玉ねぎは粗みじん切り、いんげんは1cm長さに切り、ミニトマトはヘタを取る。ホールコーンは汁気を切る。

2.米は洗ってざるに上げて水気をきる。

3.(A)をよく混ぜ合わせ、材料をすべてクッカーに入れて炊けば完成。

炒めてご飯にのせるだけ! 「なすと豚肉のコチュジャン丼」

 夏が旬のナスを使った、やみつき必至の丼ぶりレシピコチュジャンのピリッとした辛さと大葉のさっぱりした味わいで、ご飯がガンガン進みます。辛さの調節はコチュジャンの量次第なので、パンチが欲しい人は多めに使ってOK。

材料(4人分)

豚バラ肉……300g
・なす……4本
にんにく……ひとかけ
・大葉……5枚くらい
・酒……大さじ1

(A)
コチュジャン……大さじ1
麺つゆ(3倍濃縮)……大さじ1
ごま油……大さじ1
・ごはん……好きなだけ

作り方

1豚バラ肉は食べやすい長さに切る。なすは斜め薄切り、にんにくは粗みじんに切る。(A)をよく混ぜ合わせておく。

2フライパンごま油と(1)のにんにくを入れて火にかけ、香りが立ってきたら豚肉を加えて炒める。

3.豚肉の色が変わってきたら(1)のなすを加えて炒め合わせ、酒を回しかけてさらに炒める。

4.なすがしんなりしたら(A)を加えて全体を炒め合わせる。

5.ごはんに(4)をのせ、千切りにした大葉をトッピングして完成。

※そのままでも美味しいですが、お好みで温泉卵をのせても美味。スキレットやクッカー、フライパンなど、さまざまな調理器具で調理可能です。

3ステップで完成! 「缶みかんのヨーグルト寒天」

 最後は、夏にぴったりなお手軽ひんやりスイーツレシピ。複雑な工程はなく、温めて、混ぜて、冷やすだけの3ステップなので超お手軽&カンタン。夏の暑さを和らげてくれる一品です。

材料(2~3人分・メスティン小1個分)

・缶みかん……大1缶(約425g)
飲むヨーグルト……1カップ
・砂糖……大さじ4
・粉寒天……4g

作り方

1.缶みかんの実とシロップを分ける。

2シロップ100cc)をメスティンに入れて沸騰直前まで温め、粉寒天を入れてよく混ぜて溶かす。

3.砂糖を加えて弱火で溶かして火からおろす。

4飲むヨーグルトを加えて混ぜ、(1)のみかんの実を加えて混ぜ合わせる。

5クーラーボックスなどで冷やし固める。

 寒天は常温でも固まります。のんびりしていると固まり始めてしまうので、(3)以降の工程は手早く進めるのが吉。常温でも美味しいですが、冷やして食べるとさらに美味。真夏は気温が高いのでクーラーボックスで冷やして固めるのがオススメです。

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 今回ご紹介した料理は、ソロでもファミリーでも幅広く活用できるものばかり。ぜひ今年の夏キャンプでチャレンジしてみてください。



(出典 news.nicovideo.jp)