年間通して人気のあるメニューである一方、夏場は特に食べたくなるカレー。
でも、ランチ時にサクッと食べるとなると、意外と身近に専門店がなかったりして、ありつけずにもどかしい思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そんなときにうってつけなのが、コンビニ各社で販売されているカレー弁当です。
レンチンしてもらえば、すぐに美味しくいただくことができる上、価格もおおむね500円前後とお手頃です。
ここでは、そんなコンビニのカレー弁当を、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで食べ比べ。
各カレー弁当の、個性と魅力に迫ります。
【セブン-イレブン】「牛の旨味が決め手 欧風ビーフカレー」530円(税別)
30種類のスパイスと、繊細に調理された具材によって実現するハイレベルの味!
まずはセブン-イレブンの、「牛の旨味が決め手 欧風ビーフカレー」から食べていきます。
30種類ものスパイスを使用した、こだわりの一品のようですが、下記のスペックの通り、見た目よりも高カロリーのカレーのようです。
<1包装あたり>
たんぱく質:20.1g
脂質:26.9g
糖質:109.5g
食物繊維:9.6g
食塩相当量:2.8g
<レンジ加熱目安>
500W:4分
1500W:1分20秒
30種類ものスパイスの他に、牛肉、フルーツチャツネ、玉葱トマトソースが具として採用されています。
実際にいただいてみると、これだけの豊富な素材の影響か、出汁の旨味が実に強く、そして味わいが実に複雑。
口の中で、さまざまな味わいが交差するような印象を受けました。
また、具の牛肉の調理も本格的で、十分な厚さで柔らかく煮込まれています。
辛さはほのかで、食べる人を限定させない配慮もあり、セブン-イレブンらしい、ハイレベルな味わいを楽しませてくれました。
濃厚な味わいの「ファミリーマート」
【ファミリーマート】「やわらかビーフとスパイス香る 欧風カレー こだわりカレー」462円(税別)
カロリー控えめなのに、濃厚な味わいを楽しませてくれる欧風カレー!
続いてファミリーマートの、「やわらかビーフとスパイス香る 欧風カレー こだわりカレー」をいただきます。
いかにもパンチが強そうな印象を受けましたが、以下のスペックの通り、コンビニ4社のカレー弁当の中では、最もカロリーが低いようです。
この点は実に嬉しいです。
<1包装あたり>
たんぱく質:14.3g
脂質:14.3g
炭水化物:92.8g
糖質:90.5g
食物繊維:2.3g
食塩相当量:4.6g
<レンジ加熱目安>
500W:4分
1500W:1分10秒
カレー本体には味付の牛肉、ホワイトソース、福神漬、パセリなどが入っていますが、実際にいただいてみると、濃厚な味わいが口の中に広がり、ご飯を次々と頬張りたくなります。
さらに、別途入っているチーズをかけると、カレーのコクがさらにアップし、忘れられなくなるほどの、味を楽しむことができました。
さほど辛くない一方、炒めた玉ねぎの甘さを前面に感じ、これもまた、本格的な味わいのように思いました。
欧風カレーの美味しさを、カレー弁当に、そのまま落とし込んだかのような一品で、食べ終わりでは十分な満足感を得ることができました。
税込にしても、500円を切るカレー弁当なので、コストパフォーマンス的にも、チョイスすべき一品のように思いました。
【ローソン】「鮮烈にスパイス香る!チキンカレー」555円(税別)
スパイシーな味わいと辛さで、汗がジワジワ滲み出る絶品のインドカレー!
続いて、ローソンの「鮮烈にスパイス香る!チキンカレー」をいただきます。
セブン-イレブン、ファミリーマートが、欧風カレーを弁当に落とし込んでいるのに対し、こちらはインドカレーを踏襲し、ターメリックライスを採用したもの。
見た目も鮮やかで、食欲をそそられるビジュアルです。
主なスペックは以下の通りです。
<1包装あたり>
たんぱく質:21.6g
脂質:13.7g
炭水化物:85.4g
糖質:79.5g
食物繊維:5.9g
食塩相当量:4.29g
<レンジ加熱目安>
500W:3分30秒
1500W:1分10秒
レンチンしてパッケージを開封すると、インドカレーのスパイシーな香りがふわりと漂ってきます。
食べる前から、額にジンワリ汗が滲むような感覚を覚えましたが、実際にいただいてみると、スパイスの風味、辛さが一気に口の中に広がり、これまた汗が次々と滲み出てきます。
また、カレーの具のチキンは一口サイズでありながら、煮込まれすぎておらず、プリップリの質感を保っています。
この繊細に調理された具が入ったカレールウが実に美味しく、ターメリックライスの相性も抜群。
商品名にもある、鮮烈な味わいを十分感じることができ、これはこれで結構クセになりそうに思いました。
セブン-イレブン、ファミリーマートの欧風カレーも美味しかったですが、ローソンのインドカレーのクオリティもかなり高め。
後味も含めて、500円台にしてはかなり美味しいカレーだと思いました。
カツが乗ってこの価格!ミニストップ
最後に、ミニストップの「厚切りロースカツカレー」をいただきます。
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのカレーが、ご飯と器が別体だったのに対し、ミニストップのそれは、最初からご飯に添えられている仕様。
ただし、カツがカレーとご飯の仕分け版の役割を果たしており、陳列やテイクアウト時に、グチャグチャに混ざってしまうことを回避しています。
主なスペックは以下の通りです。
<1包装あたり>
たんぱく質:19.6g
脂質:30.6g
食塩相当量:4.3g
<レンジ加熱目安>
500W:3分45秒
1500W:1分
セブン-イレブンとファミリーマートが欧風カレー、ローソンがインドカレーだったのに対し、ミニストップは和風のような、昔ながらのカレーでの弁当展開でした。
また、ミニストップに店員さんによれば、「今はカツカレーしかないんですよ」とのことでした。
多くの日本人が慣れ親しんだ、定番の洋食メニューを弁当にし、馴染み深い味わいを目指したのがミニストップということになりますが、実際の味は、強い粘度のカレールウがドロッと口の中に広がり、これが十分な食べ応えを感じさせてくれます。
辛味はさほど強くない一方、塩味が少々強めで、見た目よりも強いパンチを感じます。
また、カツの厚み、柔らかさ、衣の風合いも素晴らしく、カレー弁当としてはかなり贅沢な味わいでもありました。
これで税別528円はなかなかお得。
他のコンビニとは、確実に一線を画したカレー弁当だと思いました。
【まとめ】コンビニ各社のカレーはコンセプトが違えど、いずれも絶品揃い
注意すべきは店頭でレンチンしてもらう際、ムラなく温めてもらうこと
ここまでの食べ比べの通り、セブン-イレブン、ファミリーマートは欧風カレー、ローソンはインドカレー、ミニストップは和風カレーをベースにカツカレーにしたものでした。
コンセプトや目指すところは違えど、どのカレー弁当も絶品揃いで、500円前後でこれだけの味を楽しめるとは、正直意外にも思いました。
お好み次第で、どのカレーを選んでも、まず満足いただけるはずだと思いますが、1つ注意すべきは、レンチンです。
特に店頭でレンチンしてもらう際は、カレー弁当全体の温めにムラが出ないよう、規定よりプラスαの分秒で温めてもらうと良いかもしれません。
せっかくの美味しいカレー弁当、部分によっては冷めたままだと、美味しくいただけない可能性があるからです。
さて、ここまで読んでくださったあなたはどのカレー弁当が気になりましたでしょうか。
(出典 news.nicovideo.jp)
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