新しい年が始まりました。皆さま、良いスタートを切られたでしょうか。
体調などいかがでしょう? 年明けは飲んだり食べたりする機会が多く、胃もたれを感じている方がいるかもしれません。それでも、お正月に買い込んでおいたお餅が余っていて、「早く食べなければ!」と焦っている方もいることでしょう。
でも、お餅は冷凍保存が可能なので、多少時間が経っても平気。ただ、どうしても風味は落ちます。できれば早めに食べ切ってしまうことをお勧めします。
そこで今回は、残っているお餅をおいしく食べるためのアレンジレシピをご紹介します。
もちもち炊き込みご飯
Photo: 大崎えりやまず、炊き込みご飯の準備をします。具材は根菜でもキノコでも、肉、魚でもお好みで。筑前煮を細かく刻んで使いまわすという便利な方法もあります。
お米を研いで具材と調味料を入れて、炊飯する準備が整ったらお餅の出番。
切り餅を1cm角程度に切って入れます。割合としては、米1合に対して切り餅半分~1個くらいです。あとは炊飯すれば、もちもち食感のおこわ風炊き込みご飯ができあがります。
この方法は、古いお米など、あまりおいしくないパサパサしたお米を炊く際にも有効。お餅を加えることで食感が良くなり、おいしいごはんに生まれ変わります。
もち豚キムチ
Photo: 大崎えりやフライパンで豚のこま切れ肉とキムチを炒め、そこに切って焼いた餅を入れて一緒に炒めれば、もち豚キムチのできあがり。
お餅はトッポギ風になり、普通の豚キムチより食べごたえが増します。このままでも十分にお腹を満たしてくれるメニューですが、キムチの香りがさらに食欲を掻き立てます。お腹いっぱいでもまだまだ食べたくなってしまう、食欲の限界を見失わせる一品です。
もちサラダ
Photo: 大崎えりやサラダをお皿に盛り付け、その上に適当な大きさに切って焼いた餅をのせます。そこにドレッシングをかければ、もちサラダの完成。今回ドレッシングは、ポン酢とオリーブオイルを同量混ぜたものを使いました。
かつお節や海苔といった和の食材は、お餅によく合います。白ごまを振りかけて香ばしさを加えてもいいですね。豆腐サラダのお餅バージョン。彩りも良く、見た目も華やか。野菜のシャキシャキッとした食感と、お餅の食感が絶妙に重なります。
サラダだけではあっさりしすぎて物足りないというとき、お餅を加えるだけでボリュームが出ます。
お餅が入ったうどんを「力うどん」と言うように、お餅は力のつく食べものです。まだまだ寒い日は続くので、お餅を食べてパワーをためて、病気知らずのカラダで冬を乗り越えましょう。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。

(出典 news.nicovideo.jp)