みなさんは朝食を食べていますか?
もし食べない習慣があるのであれば、この習慣が胃腸の活動リズムを乱し便秘の原因になっているかもしれません。
体内時計が正しく働いていれば、夜に眠たくなり、朝になるとしっかり目覚めます。
それは意思に関係なく、この体内時計は働きます。
そして、この働きを司っているのが自律神経。
この神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。
交感神経は、活発に動けるよう、日中の活動を支え、仕事や遊びを積極的に行える状態をつくります。
副交感神経は、リラックスした状態に誘って眠りへと導いてくれる働きと、内臓の動きを促す働きがあります。
2つが正常に切り替わることで生活リズムが整えられるのです。
朝は目覚めていても、副交感神経が優位な状態なので、内臓の動きが活発です。
そして快便に大切な蠕動(ぜんどう)運動が起きるのは朝食の1時間後。
直腸に便が届くと蠕動運動が起きて、便が下りてきて便意を催します。
更にそのタイミングでお腹のマッサージをすると、より快便に導いてくれます。
ただ、これら一連の流れには、朝食というきっかけが必要なのです。
食べ物が口から胃に入って膨らむと、胃から大腸に信号が送られます。
これがきっかけとなり、蠕動運動が起きて便が直腸へと入り込むのです。
すると直腸内の圧が高くなり、排便反射へと繋がって便意をもよおします。
逆に、朝食を食べない習慣を続けると、腸のリズムが乱れ、便秘に陥ってしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
朝食を食べても便秘の場合は、トイレを我慢しているからかもしれません。
肛門には内肛門括約筋と外肛門括約筋があり、一方は自分でコントロールできますが、もう一方はコントロールできません。
排便は直腸内の圧が高まることで起きます。しかし肛門を自分の意思で締めると、やがて直腸活動が落ち着き圧が下がってしまう。
よって便意は低下し、やがては消えてしまうのです。
便秘の人はトイレを我慢せず、朝食を取ることを心がけることをおすすめします。
(出典 news.nicovideo.jp)