昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、健康に良いことで知られるトマト。特に夏バテ対策には、もってこいの栄養素が豊富に含まれています。トマトを食べて元気に夏を過ごしましょう。


夏バテはなぜ起こる?

夏バテになる理由の一つとして、大量の汗をかくことにより、水分と一緒にミネラルを失うことが考えられます。

カルシウムやナトリウムなどのミネラルは、身体の調子を整えるために欠かせない栄養素です。ミネラルが不足すると、疲労感が増したり、食欲不振に陥ったりしてしまいます。

ミネラルは体内で作り出せないので、食事から補わなければなりません。つまり、夏バテや熱中症予防には、水分補給だけでは不十分なのです。

トマトが夏バテ予防に効く理由

トマトは水分が多く、汗で流れやすいカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

また、トマトの赤い色は「リコピン」という成分によるもので、サビつきから身体を守る抗酸化作用が強く、夏バテや紫外線から身体を守ってくれます。

それ以外にも、体内でビタミンAに変換されるβカロチンやビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEなどもバランスよく含まれています。

さらにトマトには、暑さでほてった身体を冷やす効果や、食欲を促す効果もあるため、夏バテ対策にぴったりといえるでしょう。


トマトの効果的な食べ方は?

トマトに含まれているリコピンは、油に溶けやすく、油と一緒に食べると吸収率が高まります。サラダにするときは、オリーブオイルを加えてみてはいかがでしょうか。

また、リコピンは加熱することで吸収率がアップします。トマトソースやスープ、シチューなど加熱して食べるのがおすすめです。特に冷え性の人はトマトを生のまま食べると身体が冷えやすいので、温めたほうがいいでしょう。

最近の研究で、リコピンは摂取した時間帯で吸収率が変わることが明らかになりました。ベストなタイミングは「朝」といわれています。せっかくトマトを食べるなら朝食に取り入れて、健康的に1日をスタートしてみませんか。


トマトを食べて夏バテを防ごう!


(出典 news.nicovideo.jp)